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LMSクラウドとは?メリットや導入する際の注意点をご紹介

LMS(学習管理システム)は、従業員のeラーニング・研修をする際に強い味方となってくれるツールです。煩雑になりがちだった運用管理を一括でできます。

そんなLMSの中でも近年注目を集めているのが、クラウド型のLMSです。様々なサービスがクラウド化する中、LMSも例外ではありません。

多くの企業が導入し始めているクラウド型LMSとは何なのか。

今回はクラウド型LMSについて、わかりやすく解説していきます。導入することで得られるメリット・デメリットの他、導入時のチェックポイントも紹介。

ぜひLMS導入の参考にしてくださいね。

目次

クラウド型LMS(学習管理システム)のニーズが高まっている


近年、様々なサービスでクラウド化が進んでいます。LMSも例外ではなく、多くの企業からのニーズが高まっています。

インターネットにさえ繋がれば端末を選ばず、同じソフト・同じデータを使ってどこでも作業できるという大きなメリットがあるからです。サーバーを自社で管理・運用する必要もないため、大幅なコスト削減にも期待できます。

これらの点から、クラウド型LMSのニーズは高まっています。

クラウド型LMS(学習管理システム)は2種類ある


一口にクラウド型LMSと言っても、2種類に分けられます。それぞれの特徴を知った上で、自社に合ったものを選びましょう。2023年4月現在、以下の種類があります。

  • 特化型
  • 総合型

特化型

特化型のLMSは、特定の学習を提供・管理するのに適しています。機能を絞っているため、決め打ちで使いたい場合に便利です。例えば、以下のような特化型があります。

  • 接客業に特化したLMS
  • 動画配信のみを行うLMS

非常にシンプルで使いやすい点が特徴です。機能が少ないためコストも抑えられますが、融通が利かないデメリットもあります。

決められた用途以外でも使う可能性がある場合は、オススメしません。

総合型

総合型のLMSは、あらゆる研修や学習のプラットフォームとして活用するだけの機能を搭載しています。採用時に使う総合型のナビサイトのようなものです。

eラーニングを含めた研修全般を、システム上で一括管理・運用できる点がメリットとなっています。1つのソフトで受講履歴や出欠確認まで確認したい場合に便利です。

一方、総合型は多機能なため、その分のコストがかかります。必要な機能のみ使うなど、導入時に見通しを立てた上でカスタマイズしなければいけません。

クラウド型LMS(学習管理システム)のメリット


クラウド型LMS(学習管理システム)は、オンプレミス型と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか。近年、大企業でもオンプレミス型から乗り換えるところが増えてきています。その理由は以下のメリットがあるからです。

  • 導入費用を抑えられる
  • すぐに導入できる
  • 運用・管理の負担が少ない
  • 利用を止めやすい
  • 大規模災害に強い

導入費用を抑えられる

導入費用を抑えられるのは、クラウド型LMSの最大のメリットです。オンプレミス型と比べて半額以下となることも。初期費用によってクラウド型LMSを導入できなかった企業には嬉しいポイントです。

かかる費用も月額利用料のみが多く、コストを大幅に抑えられます。ただし、以下の費用は追加でかかる可能性があります。

  • 初期導入費用
  • 利用する人数分の費用

クラウド型LMSは基本的に1ライセンスあたりの費用なので、必要な分だけ支払えばOKです。無駄のない金額でコストを抑えたい場合に活用しましょう。

すぐに導入できる

すぐに導入できる点も、クラウド型LMSのメリットです。サービスを契約後、ベンダー側の初期設定が完了し次第すぐに使えます。

サービスは全てクラウドで提供されているため、契約さえすれば後はベンダー側の都合だけです。オンプレ型で必須だったサーバー設定やセットアップ作業も必要ありません。

このようにクラウド型LMSは、すぐに導入できる点が強みです。

運用・管理の負担が少ない

クラウド型LMSは運用・管理の負担が少ないこともメリットとなっています。自社でのサーバー管理が不要だからです。全て契約先のベンダーがやってくれます。そのため、以下の手間を全て省けます。

  • サーバーの保守・点検
  • 最新バージョンの維持
  • 機能追加
  • トラブル対応
  • セキュリティ対策

これらの業務が無くなるのは、大きな負担軽減になるでしょう。運用・管理が負担だと感じているなら、クラウド型への移行を検討してみてください。

利用を止めやすい

クラウド型LMSは利用を止めやすい点もメリットです。以下のような状況で使わないと判断すれば、すぐにやめられます。

  • 想定よりも結果が出ない
  • システムが自社に合っていない
  • 他に良いシステムが出たから乗り換えたい

このような場合でも、ベンダーに連絡すればやめられます。

一方のオンプレ型は、なかなか止められません。すぐに止められる点はクラウド型と同じですが、かかっている費用が膨大であるために損切りができないのです。

その点、自由に契約を止められるのはクラウド型LMSならではのメリットと言えます。

大規模災害に強い

大規模災害に強い点も、クラウド型LMSのメリットとなっています。クラウドは保存先を比較的容易に変更できるため、リスク分散がしやすいからです。

東日本大震災のような大規模災害は、いつ起こるとも限りません。そんな時、オンプレ型が直撃を受けるとデータが全て使えなくなる可能性があります。

ですが、クラウド型なら比較的安心な地域でサーバーを運用したり、複数のサーバーに分散したりといった方法が可能です。これにより、クラウド型LMSは大規模災害時にもデータの消失といったトラブルに見舞われる可能性を低くしています。

いつか来る大規模災害に備えられる点は、クラウド型LMSのメリットと言えます。

クラウド型LMS(学習管理システム)のデメリット


クラウド型LMSはメリットが多いように思えますが、もちろんデメリットもあります。導入する際は、どちらも知った上で検討してください。主なデメリットとして、以下の4つがあります。

  • カスタマイズ性に限界がある
  • 自社のセキュリティレベルに合わない可能性がある
  • インターネットに接続しなければ使えない
  • サービスの継続が保証されていない

カスタマイズ性に限界がある

クラウド型LMSは自由にカスタマイズできません。元から搭載されている機能の中から、企業に合ったものを切り貼りして使うためです。

例えば、以下のようなカスタマイズは対応不可能な場合があります。

  • システムの根幹を変えるような変更
  • その企業でしか使わない機能

これらにも対応するとなると、オンプレ型しかありません。何とか機能を抜粋して使うなどの工夫が必要です。

なお、多くの企業が使っている機能や設定は、最初から搭載されています。

自社のセキュリティレベルに合わない可能性がある

クラウド型LMSは自社のセキュリティレベルに合わない可能性があります。基本的に高いセキュリティレベルを誇りますが、企業が求める水準に達しているかどうかは未知数です

例えば、以下の業界ではより厳しいセキュリティが求められるでしょう。

  • 金融
  • 医療
  • 教育

クラウドのセキュリティレベルは各社違います。自社にあったセキュリティレベルなのかを見極めた上で、導入しなければいけません。

インターネットに接続しなければ使えない

クラウド型LMSはインターネットに接続しなければ使えません。そのため、ネットワークでトラブルが起こると全く使えないデメリットがあります。

トラブルは滅多に起こるものではありません。ですが、常に起こるものとして起こった場合の対処法を考えておく必要はあります。

インターネットのインフラが整っている世の中とは言え、何らかのトラブルによって急に使えなくなる可能性がある点はデメリットです。

サービスの継続が保証されていない

クラウド型LMSは、サービスの継続が保証されていません。これはLMSだけでなく、クラウド型サービス全般に言えることです。ある日突如として使えなくなる可能性があります。

そうなると、蓄積していたデータは全て消えてしまいます。

安心して利用するには、導入実績の多い企業を選ぶといった対策が必要です。導入実績が多いほど、サービスを止める際の影響が大きくなります。結果、サービス提供を止める可能性が低いということです。

サービス継続については、導入前にリスクとして認識しておいてください。

クラウド型LMS(学習管理システム)を導入する際のチェックポイント


クラウド型LMSを導入する際、確認しておくべきポイントがあります。中でも以下の3つのポイントは、導入前に必ず確認してください。

  • 料金体系
  • 利用可能時間
  • セキュリティ対策

費用面とセキュリティ面は、誰しも確認するものです。加えて、もう1つ確認しておきたいのが、利用可能時間。従業員にどのようなタイミングで研修を受けさせるのかを考える必要があります。

クラウド型LMSは時間や場所に制限されずに研修を受講できます。勤務時間外に受ける場合、24時間利用可能にするといった対応が必要です。

これらを加味した上で、自社に合ったクラウド型LMSを選びましょう。

クラウド型LMS(学習管理システム)は使いやすいLMS

クラウド型LMSは、インターネットのインフラが整うにつれて注目を集めているLMSです。オンプレ型と違って自社でサーバーを持つ費用がないため、費用を抑えて導入できます。v

契約後すぐに利用できる他、運用・管理の負担をベンダーに任せられる点も魅力です。カスタマイズ性などデメリットもありますが、帳消しにできるほど使いやすいのは間違いありません。自社に合ったLMSを選びましょう。

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