オンラインスクールを始めようと考えた際に多くの方が困るのが、構築方法です。インターネットで講座を提供するオンラインスクールは、Webサイトのように作るのが難しいのではないかと感じてしまいますよね。
ですが、オンラインスクールの構築方法は簡単です。Webサイトを作るような労力や知識は必要ありません。
今回はオンラインスクールを始めたいと考えている方に向けて、構築方法を解説します。構築する際に意識したいポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
オンラインスクールの構築方法
オンラインスクールを構築する方法は難しくありません。むしろ構築までの準備が最も大変です。プレゼンは発表よりも準備が大切と良く言われます。オンラインスクールもプレゼンと同じです。以下のように、準備の段階から講座開講を視野に入れて進めてください。
- 何をしたいのかを決める
- ターゲットを明確化する
- 講座の内容を決める
- 素材を作る
- オンラインスクールを運営する方法を決める
- 集客・販売を開始する
Step1.何をしたいのかを決める
まず、オンラインスクールで自分が何をしたいのかを決めます。目的を決めることで、販売計画や収益化への道が見えるようになるからです。
逆に決めていないと、方向性の定まらないオンラインスクールになってしまいます。受講者は、そのオンラインスクールでしか教われない内容を知りたくてお金を払ってくれています。
受講者のためにも、まずオンラインスクールで何をしたいのかを決めましょう。
Step2.ターゲットを明確化する
何をしたいのかを決めたら、次に受講者のターゲットを明確化します。既に明確化できている場合は、より深掘りしてみてください。ターゲットのペルソナは細かいほど講義内容に活かしやすくなります。
例えば、以下のステータスを設定してみてください。
- 年齢
- 性別
- 性格
- 出身地
- 職業
- 収入
- 金銭感覚
- ざっくりとした生い立ち
- 何を目的に受講するのか
ターゲットを決められない時は、過去の自分をペルソナとしましょう。「今の自分が過去の自分に何を教えるのか」と想像すると、ターゲットを明確化しやすくなります。
Step3.講義の内容を決める
ターゲットを決めたら、次はオンラインスクールで実施する講座の内容を決めます。講座は大きく分けて、以下の2種類があります。
- ライブ配信
- オンデマンド配信
ライブ配信は、その名の通りリアルタイムで行う配信です。受講者と双方向のコミュニケーションが取れます。一方、時間が縛られてしまう点がデメリットです。
一方のオンデマンド配信は、作成した動画を配信する方法になります。リアルタイムではないため、受講者が好きな時間に視聴できます。時間に縛られずに学べる点は、大きなメリットです。
どちらもメリット・デメリットがあるため、両方を効果的に使っていくと良いでしょう。
Step4.教材を作る
講座内容が決まったら、次は素材を作ります。使用する素材は、個々の講座によって違います。動画やPowerPointなど、作りたい教材を作りましょう。
その際、以下のポイントを意識してみてください。
- 受講者のゴールを決める
- ゴールから逆算してカリキュラムを考える
- カリキュラムに沿った内容の教材を作る
最初にゴールを決めていると、逆算して教材を作るだけなので楽ですよ。
Step5.オンラインスクールを運営する方法を決める
素材を作ったら、次にオンラインスクールを運営する方法を決めます。代表的な方法は、以下の4つです。
- SNS
- WordPress
- オンラインスクールのプラットフォーム
- 自作
それぞれ得意とするターゲットや機能が違います。講座と最も相性の良いツールを使うと良いでしょう。併用するのもオススメです。
Step6.集客・販売を開始する
オンラインスクールを運営する方法を決めたら、後は始めるだけです。作成した教材やカリキュラムを公開しましょう。
この際、公開と一緒にやっておきたいのが集客です。どれだけ優れた商品であろうと、宣伝無しでは売れません。口コミで広がっていくなど以ての外です。必ず集客しましょう。
集客する方法はいくつもありますが、以下の2つは代表格です。
- SNS
- Web広告
とにかく人の目に触れなければ販売できません。多すぎると感じるほど宣伝をしましょう。集客・販売において非常に大切です。
オンラインスクール構築で意識したいポイント
オンラインスクールを構築する際に、意識しておいた方が良いポイントがあります。Webサイトは、サイトを訪れたユーザーにとって居心地の良い場所かどうかが全てです。そのため、以下のポイントは必ず意識してください。
- ユーザーファーストの内容になっているか
- 使いやすい支払い方法を用意できているか
- 動画は重くないか
- スマホで受講できるか
- 受講者がアウトプットできる仕組みを作っているか
ユーザーファーストの内容になっているか
オンラインスクールのデザイン・講座内容がユーザーファーストになっているかは、必ず気にしてください。講座は受講者が魅力的だと感じてくれて初めて価値が生まれます。自己満足な内容になってはいけません。特に、以下はやりがちなので注意しましょう。
- インプットだけの講座になっていないか
- 内容の整合性がとれているか
- 単元ごとの時間配分は適切か
講座を発信する側と同じように、受講者もまた学習の計画を立てています。なるべく計画を立てやすいように設計してください。
設定が難しい場合は、初級・中級・上級といったように分けるだけでもかなり違うので、オススメです。
使いやすい支払い方法を用意できているか
使いやすい支払い方法を用意できているかもポイントです。ここでもユーザーファーストの考え方が活きてきます。
代替のオンラインスクールでは、クレジットカード支払いに対応しています。高額になると分割払いも視野に入れて、対応しているシステムを選ぶといった工夫が必要です。他にもQRコードも取り入れると良いでしょう。
支払いは受講者にとって最も面倒を感じる部分です。ECサイトで買い物をしようと思ったはいいものの、支払い画面の入力が手間で止める方は後を絶ちません。
受講者の視点に立って、使いやすい支払い方法を用意しましょう。
動画は重くないか
オンデマンド教材を使う場合、動画の重さにも気をつけましょう。画質にこだわると、ついやってしまう失敗の1つです。
同様に動画の長さにも気をつけましょう。長尺の動画は、基本的に好まれません。単元ごとに短く区切った動画の方が好まれます。
そのため、オンデマンド教材で使う動画は、軽くて短い動画を心がけてください。隙間時間に利用できて、通信量を圧迫しないため歓迎されます。
スマホで受講できるか
オンラインスクールをスマホで受講できるかどうかも意識したいポイントです。今や国民の8割がスマホを持つ時代となっています。パソコンよりスマホを使う人が多い以上、スマホ対応は必須です。あのGoogleですら、スマホユーザーをファーストとして考えています。
またスマホは隙間時間を活用しやすいメリットもあります。社会人だと特にそうでしょう。通勤時間や休憩時間に学ぶ機会を作っている社会人は、非常に多いのです。
これらのことから、スマホで受講できるかどうかは、オンラインスクールを構築するにあたって重要なポイントとなります。
受講者がアウトプットできる仕組みを作っているか
受講者が学んだことをアウトプットできる仕組みを作れているかどうかも、意識してください。知識はインプットだけでは、身につきません。アウトプットして初めて身につきます。以下のようなアウトプットできる仕組みを作っておきましょう。
- 小テスト
- 課題
- クイズ
受講者が学びを深められる設計にすることで、満足度向上にも繋がります。アウトプットできる仕組みは、オンラインスクールにおいて重要なポイントです。
オンラインスクールは受講者ファーストで構築しよう
オンラインスクールを構築する際は、受講者のことを第一に考えるようにしましょう。受講しやすい環境と講座内容にすることで、自然と魅力を感じてくれるからです。
そのために、支払い方法や教材の使いやすさ、スマホ対応といった仕組みを盛り込んでください。実際に自分が使った際に不便と感じるかどうかで判断しても良いでしょう。受講者ファーストの考え方を忘れずに、オンラインスクールを構築してくださいね。
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